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ライアンを探せ ~親が観て考える映画~ [映画]

NEW YORKの動物園で暮らすライオンの親子サムソンと息子のライアン。百獣の王として吠える練習をするも猫のように迫力が出せない。父のサムソンは野生にいた時はヌーの群れと戦っていた武勇伝を聞き、父への憧れとそんな父に近づけない自分に落ち込むばかりだった。

 夜の動物園では動物たちが自由に遊び回っており、サムソンたちが参加するカーリング大会で一騒動起きてしまう。ライアンがインパラの群れを仲間たちと一緒に脅かしてしまったため群れが暴走しはじめたのだ。

 父に怒られてしまい落ち込むライアンは緑のボックスに入ってしまう。それは野生につれていくコンテナだった。サムソンは仲間のリスのベニー、キリンのジュリアン、コアラのナイジェルなどとともにライアンの入ったコンテナを追いかける。

 そしてその船は海を渡り野生に到着する。ライアンは森の中にはいってしまう。サムソンは追いかけようとするのだが実はサムソンも本当は野生は一度も経験したことがなかったのだ。それでも息子を捜そうとするサムソン。そしてライアンはヌーの群れにつかまってしまう。ヌーのカーザールはずっとライオンたちにやられていた時代を変えようとねらっていたのだ。はたしてライアンを見つけることができるのだろうか?

 ディズニーの映画はとにかく大人と子供が一緒に観て情操教育となる何かテーマを伝えようとしている。今回はどちらかというと親が観た方がいいのかもしれない。どうしても子供とは親の背中を観て育つ。そんな父に憧れを抱くこともあるがそれが偉大であるとその重圧につぶされてしまうこともある。ライアンも父の姿を夢見ていたがそれに近づけない自分に腹もたつし、そんな父を少し恨む気持ちまでもっていたのかもしれない。

 そんな親子が初めての野生の中で父としての本当の勇気をふりしぼり、息子も勇気をふりしぼる。そして仲間とともにそれを乗り越えていく。本当の意味での親子になれた瞬間である。父親としての勇気とは威厳だけではない。本当に子供にどんな姿でも見せることも必要なのだ。そういう意味で大人が観る方がヒントとなるかもしれない。

 動物ものは相変わらず主人公にくっついてくる仲間がいる。だいたいはお調子者や女の子、少しどんくさくて話をややこしくしてしまうやつだとか。今回もキリンやヘビやコアラなど多種多様でそれぞれにいい味をだしている。特にコアラがいいいですね。

 特に斬新なストーリーではありませんがとてもわかりやすく楽しめる作品といえるでしょう。

ライアンを探せ!

ライアンを探せ!

  • 出版社/メーカー: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
  • 発売日: 2007/04/25
  • メディア: DVD


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時をかける少女  不器用な少女の物語 [映画]

時をかける少女 通常版

時をかける少女 通常版

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 2007/04/20
  • メディア: DVD

自宅のPCが丁度一週間前にいつもの朝と同じように電源を入れ、インターネットにつなごうとしたらつながりませんとのこと。そのために書き続けていたブログも小休止してしまいました。さて久々に書くのですがこれも不定期になると思われます。

さて今回は「時をかける少女」であります。我々の世代は原田知世主演の「時かけ」なのですが今回はアニメであります。

物語としては主人公の紺野真琴はとある夏の理科実験室に入り込んだために不思議な体験をすることになる。「タイムリープ」われわれの言う「タイムスリップ」というのか少し前の時間に戻れるのです。回数限定なのですが。真琴はそんな力を些細なことに利用します。

そして同級生の千昭に告白された時に動揺する真琴。時間を戻し告白を阻止しようとする。人の恋愛には首をつっこめるのに自分の恋愛はからっきしだめな真琴。

そして真琴は自分がタイムリープができる回数を使い切ってしまう。その後、自分の代わりに友達の身に危険が起こりそうになるがもう時間を戻すことのできない真琴。しかし時は逆戻りしていた。なんと千昭が未来から来たことを知らされる。しかし、その事を知らせたことで千昭は自分が未来に戻る道を閉ざしてしまう。そして真琴の前から消えた。

真琴は千昭がいなくなり悔やんでしまう。なんで告白という大切な気持ちを聞いてあげられなかったのか?そんな思いで過ごす真琴の腕にあと一回のタイムリープの表示が・・・。

千昭がタイムリープを使ったことで真琴の最後に使ったタイムリープが使われていなかったのだ。千昭のために真琴は時をかけていくのだ。

意外と青春している映画でした。人はどこかで時を戻せたらと思うが真琴が戻すことはおせっかいというか愛くるしいというかそんなことかよというものばかり。同じ場面を何回も戻してカラオケでのどがつぶれたり、妹にたべられそうになったプリンを食べに戻ったり女の子らしい部分もみせます。

原田知世主演と同じように千昭という男の子が未来からくるというシチュエーションは似ていますがまったく別物と考えましょう。

青春のほろ苦くもありさわやかな1ページを切り取った作品に仕上がっています。最後に千昭のために走る真琴はとても美しくあります。


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スポンジ・ボブ スクエアパンツ ザ・ムービー [映画]

スポンジ・ボブ スクエアパンツ ザ・ムービー スペシャル・コレクターズ・エディション

スポンジ・ボブ スクエアパンツ ザ・ムービー スペシャル・コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
 
 非常に新鮮な映画であります。「スポンジ・ボブ」ってアメリカではなじみだろうが日本ではまだそこまで浸透していないのかな?そんなボブの映画版が登場したのがこの「スポンジ・ボブ スクエアパンツ ザ・ムービー」である。
 
ストーリーとしては単純であります。カニ・バーガーの見せカニ・カーニで働くボブ。(そのカニ料理の店長がカニなのだ)その2号店が出来ると聞き成績優秀のボブは自分が店長になれると有頂天。友達のヒトデのパトリックにも自慢するがどんなに優秀でも子供だということで店長になれずショックをうける。
 
一方でカニ・カーニに勝てないプランクトンの店はまったく繁盛しておらずカニの店のレシピを盗み出す作戦を考える。そしてネプチューンの王冠を盗み出し、カニ店長に濡れ衣をかぶせる。そして王冠を取り戻すためにボブとパトリックはシェルシティに向かうのだ。その間、プランクトンはカニのレシピを盗み出し、店は大盛況。しかしそこにはプランクトンに陰謀があったのだ。
 
はたしてボブとパトリックは王冠を取り戻し、カニ店長を助けることができるのか?
 
はじめて観たのだがテンポもよくとにかく明るいしばかばかしいったらありゃしない。とにかく主人公は前向きである。泣いて落ち込んでいたと思ったらすぐに笑い転げる。設定上、二人は子供である。だからシャボン玉が好きでアイスクリームとフービー・ドゥーバー(ピーナッツの形のキャラ)が大好きなのである。(パンツの柄までそうなのだ)
 
そしてシュールである。パトリックはけつに旗をはさんで飛んでくるは二人がつかまって子供かどうか探られたりするときにもう我慢できなくて顔がくしゃくしゃになるのだがこれまたじいさんかっ!っていうくらいの顔をする。そして大人になる魔法をかけてもらうのだがただ単にわかめをヒゲの代わりにつけてもらい調子にのって犯人を追いかける。
 
彼らを追いかける殺し屋のデニスも強そうなのだがあっという間にサイクロプスという殺し屋に踏みつぶされてしまう。なんとも笑いがこぼれてしまう。とにかく前向きな二人は幾多の試練を乗り越えていく(こういう時にバカは得かもしれない)。見た目もそんなにかっこいいわけではない。
 
そして彼らはこの王冠の奪回を経て一回り大きくなっていく。そんな冒険譚でもあり明るさが最後には観ているのものをハッピーにさせてしまう不思議な感覚をもっている。映画版前の物語を知っていればそれぞれのキャラをもっとわかっているしそうすればもっと面白かったに違いない。
 
意外と拾いものであります。大人向きのアニメです。そうそうでも途中実写もはいってきますけでね。
 
 

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笑う大天使(ミカエル) [映画]

笑う大天使(ミカエル)プレミアム・エディション

笑う大天使(ミカエル)プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD
上野樹里主演の「笑う大天使」を鑑賞。作品はもともとコミック原作なため作りは実写の漫画のような作りになっている。
 
母と死に別れた史緒(上野樹里)は生き別れになったという伯爵の兄の一臣(伊勢谷友介)に引き取られる。そして聖ミカエル学園に転校してくる。そこはお嬢様の花園のようで史緒は自分がただの庶民なために困惑する。
 
そんな学園の周りで少女が誘拐される事件が頻発し学園内に緊張が走る。史緒はそんな学園での生活に飽き飽きしていたがこの学園の中に彼女と同じく庶民であるのにお嬢様を演じる仲間と出会う。そして学園の仲間が誘拐され史緒と仲間三人で誘拐犯をつかまえにいくのだが・・・・・。
 
とにかく史緒含めた三人が超人的な力を持っており、最後の誘拐犯捜索の際に大暴れをするのだが荒唐無稽というのかなんであんなすごいのかわからないが原作でそのあたりも描かれているのだろうか?途中ちょっとしたこぼけや妙な制服を着た彼女たちが滑稽に見えてくる。
 
大阪弁でしゃべる上野樹里は前々から言っている通り、さらに山田花子に似ており「しゅびどぅしゅびぃ しゅびどぅばぁ」といいそうな感じに見えてきて仕方がない。
 
伊勢谷友介や今ではハリウッド女優の菊池凛子まで出演しておりこれはこれでお宝映像かもしれない。
 
コメディとして漫画のようなテンポの速い展開であったがあまりにも速すぎてよく物語の流れがわからなくなりました。しかしお嬢様とパワフルな庶民のギャップがあってそれはそれで面白くできたと思うのですが。だからこの物語はファンタジーなんでしょうかね。そう観ればOKですかね。
 
妙に体にフィットした制服といい、体操着といいお嬢様というのかコスプレといっていいのか。どうも原作がどんなものかわからないで判断を下しにくいのだがちょっと微妙な映画でありました。

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初恋 ~淡く切ない想い~ [映画]

初恋 プレミアム・エディション

初恋 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/11/24
  • メディア: DVD
今が旬の宮崎あおい主演の「初恋」を鑑賞。あまり彼女自体好きではないのだが映画としてはそこそこの作品を作り上げているのでこの作品も三億円事件を題材にしているというのもあって借りました。
 
物語は高校生のみすず(宮崎あおい)は1967年に家でも孤独な存在でジャズ喫茶に訪れる。そこで東大生の岸(小出恵介)たちと出会う。そして岸からある提案を受ける。三億円を強奪するという計画だった。
 
計画やルートを教え、バイクの乗り方など様々なことをみすずにたたき込む。みずすは岸に淡い心をもっており岸もどこか計画に対するみすずの気持に不安を感じる。だからこそどこかで彼女を巻き込むことにも躊躇する。
 
そして1968年12月10日雨の中、みずすは計画先にむかう。 しかし計画通りの物事はすすまない。でも運命は味方し三億円強奪に成功する。二人は逃走中、ある別荘にもぐりこみひとときを過ごす。しかし、強奪に成功したことはその先ばれないために二人は離れなければならないという現実が待ちかまえている。
 
三億円事件が主題ではない1960年~70年にかけてというのは私自身が産まれたところなのでその時代に学生生活をすごした人たちは学生運動での不満や閉塞感のある時代である。そんな青春時代の物語である。物語の最後でこのジャズ喫茶に集まったメンバーのその後がコメントされるのだがみな若くして死んでいる。そんな壮絶な中であがいていたのだ。
 
そして岸もそんな閉塞感の中で計画したことでありその後の消息もわからない。その岸に初恋をしたみすずは最初は暗い感じなのだがそれがこの喫茶店に行ったこと、岸と出会ったことが彼女を変えていく。彼のためならそして自分を変えるために三億事件に荷担する。
 
そして物語は最後に岸の住んでいた下宿先で本に書き込まれた岸の言葉を観て泣き崩れるみすずの姿は初恋の青さ、はかさなさが描かれていて一番いい場面でしたね。そして実際みすずは変われたのだろうか?なんか切なさの残る作品であり、だからこそこの物語で言われる「心の傷に時効はない」とい言葉は妙にリアルに聞こえますね。
 
 

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エラゴン 遺志を継ぐ者  [映画]

エラゴン 遺志を継ぐ者

エラゴン 遺志を継ぐ者

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/05/18
  • メディア: DVD
ここ数年「ロードオブザリング」や「ナルニア国物語」のように主役が成長し、壮大な物語となる大作が多い。そんな中でこの「エラゴン 遺志を継ぐ者」も公開当時はどんな作品か期待していたのだが周りでみた人には評価が低かった。さぁ、本当に面白くないのでしょうか。
 
17才のエラゴンはある日森の中で狩の途中で青い石を見つける。それはただの石ではなくドラゴンの卵だったのだ。実はかつてはこの国も平和だったがガルバトリックス王により帝国は混乱に陥ったのだ。しかしそれを変えることができるのがこの青い石から産まれるドラゴンとそれを操るドラゴンライダーなのだ。
 
そしてエラゴンはドラゴンライダーに選ばれる。しかしそのことで叔父まで殺されてしまう。逃れられない運命を背負ったエラゴンは旅立つ。そして巨大な敵に立ち向かうのだ・・・・。
 
さきほどあげた作品に比べると一回り小さい映画に収まっている。ジェレミー・アイアンズも出ているのにねぇ。これも原作があるだろうがそれと比べるとどうなんでしょうかね。最後の空中からの戦いはそこそこに見えるのだが1時間40分くらいでまとめようとすると無理がありますね。ただ「ロード」や「ナルニア」のように2時間30分から3時間越えるような作品もこれまた長すぎなので壮大な物語を映画にするのはさじかげん次第で難しいものです。
 
少年が大人になるために出会いや別れを繰り返し、人の死を目の当たりにし、さらに自分の力が非力であるがために仲間を助けられなかったという悔しさがそれからの成長に関わってくる。こういう成長譚には必要な内容がつめこまれているがそのディテールが描き切れていないのが物語に厚みがなかったのかもしれませんね。
 
ドラゴンも迫力というのはなかったのですがそれは牝だから仕方ないですかね。さすがに昔にくらべこういうクリーチャーはとてもリアルになってきましたね。戦いの途中で一度だけ竜なのに頭に鉄兜をかぶっています。どうやって作ったのでしょう?まあそんなドラゴンも最後は死んじゃうんじゃないかとハラハラはしますが・・・・。
 
でも雰囲気として物語の終わりは次につながる話しになっていますね。原作に忠実に作るのも難しいものですね。
 

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はだしのゲン 涙の爆発 ~伝えなければならないこと~ [映画]

小学生の頃にはよく「はだしのゲン」の漫画やアニメを観て原爆の怖さ、戦争のおろかさというのをよく教えられた気がします。そんな作品の実写版が作られており、WOWWOWで丁度、広島や長崎の原爆がおちた日にあわせて放送されていたので録画してみました。

三部作の第2作にあたる涙の爆発を観たのだが物語としてはもう広島に原爆がおちた後の話しになっている。ゲンは原爆で父や姉妹を失った。母(宮城まり子)は友子を産んだのだが家も焼かれ、食べるものがなかった。ゲンはどうにかしてコメを調達しようとしたのだがそこで弟の隆太にそっくりな子供に出会う。

母とゲンと友子は母の友人キミ(市原悦子)の家にすませてもらうが「ほたるの墓」同様、食べ物も減るだけだし、原爆の影響もあるということで虐げられる。そんな折、ゲンは金を稼ごうとしていた時に人の世話をするように頼まれる。それは学徒動員で原爆をうけてしまった美術家志望の吉田政二(石橋正次)で家族からも包帯をまかれ隔離されていた。

ゲンはそんな彼に本音をいい政二に口で絵を描くように励ます。そして外に写生に出かけるが皆から化け物扱いされてしまう。浴びたくて浴びたわけではなく人として扱われないことにゲンと政二はある行動をとるのだ。

今では差別になるような発言も多く出てくるのだが今はベテラン俳優たちも若くして出ており、石橋正次やその恋人に竹下景子など出ている。宮城まり子さんも市原悦子さんも若い。くしゃおじさんも出てきます(若い人は知らんかぁ)。

子供たち中心の映画であるが原爆のおそろしさは落ちた所には75年は草木がはえないと言われ、髪の毛はぬけおちてくる。自分も周りの人と同じように死んでしまうのではという不安が出てくる。でもこの状況で新しく生まれた命=友子のためにゲンは元気に生きようとする。その思いが75年生えないと言われた草木を咲かせるのだ。

途中、殴られ屋ではないが兄弟で食べ物を盗もうとして殴って農家の同乗をひいて野菜をもらうという姿を真似してゲンたちが失敗したりコミカルな場面も多く小さい子供たちが活き活きと演技している。

戦争とはおろかなものだが実際におきている。それによって罪なき人まで怪物扱いされそんな目で見られてしまう。日本人は被爆国として何かを伝えねばならない。明日とあさってたまたまフジで「はだしのゲン」が放映される。(私が観た作品ではなく最近作ったもの)お盆の頃には必ずといっていいほど日テレで「ほたるの墓」が放送されるように毎年その思いを伝える必要があると思う。

戦争を美化する必要はない。でも生き残った人がその意味のなさというよりこれからこんなことはしては意味がないんだよということを冷静に伝えられるはずだ。近いうちのこの続きの第三作をまたWOWWOWでとったのでそれを観て感想を書きたいと思います。

はだしのゲン

はだしのゲン

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2005/08/06
  • メディア: DVD

 

 


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青いうた ~のど自慢青春編~ [映画]

青いうた ~のど自慢青春編~ スペシャル・エディション

青いうた ~のど自慢青春編~ スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD
以前、室井滋を主役に「のど自慢」という映画が井筒監督によってとられた。そしてまた今度は中学を卒業した4人の若者を題材に作られたのがこの「青いうた ~のど自慢青春編~」である。
 
舞台は青森県。達也(濱田岳:キャッチ・ア・ウェーブにも出ていました)は母と弟・良太と暮らし地元で美容師を目指す彼女の恵梨香と後輩の東京に進学した俊介は仲間であった。しかしそれぞれが人生の進む道が変わっていってしまう。
 
達也は東京に出るも仕事は続かず、だまされて母から預かったお金もうさんくさい事業に使われてしまう。彼女の恵梨香との距離もできてしまう。そして達也は見込まれてヤクザの事務所に入ってしまう。
 
良太は卒業パーティーで4人で歌うことができなかったことに悔いがあったため地元で行われるのど自慢に応募した。そして本線に残ったのだが達也はやってこなかった。達也はその時、組に頼まれた仕事を果たす所であった。
 
途中で室井滋が以前の役柄でワンシーン出てくるのだが前回の物語をつながりがあるわけではない。4人の若者が悩み、題名にもあるように青いのだ。青春ってほろ苦くもあり、疾走感もあり、夢を見て現実に悩む時期である。
 
4人がそれぞれに思い悩み離ればなれになっていくなかで成長する。しかしどこかで甘い考えを持ち、良太は東京という都会で押しつぶされそうになる。そんな兄が大好きで大好きでたまらない弟の良太がまた純粋でよい。予告編で知ったのだが達也も良太も恵梨香もみな「3年B組金八先生」出身だそうです。達也は目立つのでよく覚えているのだが、あの番組に出ていたのなら演技力は安心して観れる。
 
恵梨香のお母さん役が斉藤由貴なのだが母一人子一人でトラック運転手をしているのだが一番彼女に似合わない仕事でリアリティがないですね。でも自分が中高生くらいの時期にアイドルだった斉藤由貴や薬師丸ひろ子あたりがもうお母さん役なのは時代を感じますね。
 
歌という部分でつながりあっていた4人の高校生たちのうまくいかないけど頑張っている姿はすがすがしくなつかしい気持ちで観ることができました。青春っていいもんですね。 

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キャッチ ア ウェーブ [映画]

キャッチ ア ウェーブ

キャッチ ア ウェーブ

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
高校生三人組は湘南で夏休みを過ごそうとやってきたのだが鍵をなくしてしまい別荘に入れなかった。ひょんなことで海岸にいるちょっと変わったおやじに出会い彼の経営するサーフィンショップでバイトしながら寝泊まりすることになる。
 
なかなか最初はサーフィンを教えてもらえなかったり、恋あり、サーフィン対決ありと高校生が一夏で成長していく姿を描いている。
 
相変わらず高校生の青春もので何かを練習してうまくなっていくという話には竹中直人がちょっととぼけたコーチとして出てくるのは彼に代わるような人がいないのでしょうかね。高校生三人組はまだサーフィン習いたてなので本人たちがサーフィンをするのだが太洋と恋仲になる加藤ローザが設定上、めちゃくちゃサーフィンがうまいのだが遠くにしか見えないがいかにも代役がやっていますという感じでどうにかならないものですかね。
 
前々からやはり本人が少しは練習してワンシーンでも本人に顔が写ったような場面があり、代役がやるというのであればいいのですがそういう部分はしらけてしまいますね。加藤ローザってもともと演技うまいのかどうか今回の作品を観ているとわからなくなりますね。
 
最後の対決もほとんど素人同士の二人が大波に挑戦するのに無理があると思いますね。
 
でも下手に一夏で以上にうまくなるのでもなく淡い恋もあり等身大の少年たちの物語としてはこんなもんでしょうね。でも青春ものとしてはありきたりのテーマなので作り方ってむずかしいんだと思います。どちらかというとサーフィン主体の映画ではなく高校生の夏の生活の一部にサーフィンがあると考えればいいのかもしれません。

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ぷりてぃ・ウーマン ~生き甲斐をみつけること~ [映画]

ぷりてぃ・ウーマン

ぷりてぃ・ウーマン

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2003/10/24
  • メディア: DVD
日本を影で支えているのは女性である。そんな中でもいろんな経験をしたおばあちゃんたちはもっとパワーをもっていた。実際にある劇団をモデルにしたお話で老人のおばあちゃんたちが一生懸命旗揚げしていく姿を描いたハートフルなストーリーです。
淡路恵子、イーデス・ハンソン、風見章子、草村礼子、正司照枝、絵沢萠子、馬渕晴子が好演します。
 
物語は淡路恵子中心に市民会で何か出し物をしなければならなかったのだが何をやるでもなかった。たまたま帰ってきた孫(西田尚美)が書いた台本を観て劇をやることを提案する。どこか軽く考えていたこともあったありなかなかセリフを覚えられなかったりで不満が噴出する。
 
自分の台本をむげにされた孫は監督を辞めようとするが必死にセリフを覚えようとする姿、おばあちゃんたちが何か目標をもって活き活きしている姿をみてもう一度劇を始める。しかし主役のおばあちゃんが本番が近づく中、亡くなってしまう。こどもたちは芝居をやめさせようとするのだが一回限りの講演での「解散」ということで舞台は行われる。
 
人は何か目標を持っていけば倍の力を見せることができる。いみじくも劇中でおじいちゃんたちが女性のパワーについて語っているのだが「もし女性が戦争にいってれば結果は変わっていたかも」というように女性の方が芯は強いのかも知れない。お年寄りはもしかすることこういうことをすることで脳も活性化し、さらに長生きできるのかもしれない。おばあちゃんたちはどこか家族の中で邪魔者扱いされていたのがだんだん毎日が楽しくなっているのがわかりやすく描かれている。生き甲斐を持つことが大事なんですよね。
 
これから高齢化社会になる中で大事なキーワードなんでしょう。うちの親もまだ60代ですが何かやりたいことを何かのきっかけで見つけてくれて子供が「もうなにやってんの」とあきれるくらい何かに没頭してもらいたいですね。それが若さの秘訣なのかも知れませんね。
 
さすがに名優たちの集まりなので死と直面している現実を迎えつつも人生っていくつになっても楽しいモンよ!って感じのコミカルな部分は笑わせてくれる。最初は劇団「ともしび」として舞台にあがり最後かと思わせながらこれで命の火が復活したかのように新劇団「ほのお」を立ち上げるというオチで終わります。
 
女性パワー、おばあちゃんパワーのすごさを感じた映画でした。

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