ヅラ刑事 ~悲しみはヅラで飛ばせ~ [映画]
「えびボクサー」が公開されその後に「いかレスラー」という作品が作られた。これもバカバカしいのだがそのスタッフがさらにバカバカしい
映画を作った。それが「ヅラ刑事」である。もうタイトルの通りである。
物語としては核燃料を輸送する車が襲われ身代金の要求をするグループがいた。その犯人たちに立ち向かうのがヅラ刑事たち精鋭の
メンバーである。そして犯人にたどり着いたときヅラ刑事は過去に自分とつながりがあった人に関係があることがわかるのだ。
もう犯人を捕まえられなさそうなメンバーが刑事なのです。「太陽にほえろ」のようにそれぞれの刑事にあだながついているのだが
今回はチビ(なべやかん)やデブ(ウガンダ)やハンサム、そして主役のヅラ刑事(モト冬木)とみたまんまだがチープなのだ。
あだ名をつけることもそうだが途中で「悲しみはヅラで飛ばせ」という主題歌を冬木が歩きながら歌うのだが昭和40~50年くらいの
刑事ものを意識した作りになっている。
さらにウルトラマンに関わっていた実相寺昭雄監修ということもあるのかヅラでウルトラ・セブンのように「モト・ヅラッがー」で敵を倒すの
だ。付き合っていた彼女にヅラがばれて腹いせになげたヅラでかびんを壊してからそれを自分の武器にするために特訓をするのだ。
それにしても秘密兵器であるのにもうばればれのあのヅラって所がB級感をだしています。
「いかレスラー」もそうだがこれだけのものを大の大人が一生懸命演じているのだがあえてそのまま同じものをなぞって作るのが恥ずかし
いからあえておもしろおかしく作り、演じているのだろう。
こういう作品はどちらかというと深夜番組として夜中に放送すればマニアの間で大ヒットするような感じはするのだけどなぁ。でもこれを
劇場でみるとなるとう~んとうなってしまうに違いない。
「いかレスラー」もそうなのだがばかばかしい映画ではあるけど実は奥には深い意味があるじゃないか?おれがそれがわからないのは
浅いのかなぁ?と色々考えるのだが結局の所、わからなかった。今回もどこかにメッセージがあるのでは!と思いながら観ていたので
すが結局わからずじまいであった。
テレビで続編を希望したいと思いますので監督さん、よろしくお願いします。
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