G1CLIMAX 決勝を観て ~それぞれの夏、それぞれの思い~ [スポーツ]
2000年に東京で働くようになってよかったと思うことのひとつはたくさんプロレスを観るチャンスが増えたことだ。一番好きな新日本プロレスの夏の風物詩となったG1CLIMAXに行くのももう5年目になる。
今年は12名参加でA,Bの2ブロックに分かれ各ブロック2名が決勝トーナメントに出場し優勝者を決める。今回はIWGPチャンピョン永田裕志、ヒールで大ブレイクした真壁刀義、そして新日本の未来を担う二人、棚橋弘至、中邑真輔の4名が残った。
決勝は昨年IWGPチャンピョンで予選も突破できなかった棚橋弘至と現IWGPチャンピョン永田裕志の対決となった。今年一度シングルで戦った二人は永田が勝ちIWGPのチャンピョンに返り咲いたのだ。
ややG1決勝の試合時間にしては物足りないが棚橋が勝った。2~3年前の新日本は中堅がしっかりしていなかったため、棚橋はまだ若手に部類されながらもチャンピョンに挑戦し、いつも惜敗していた。さらにその頃の勝ち方は丸め込みや返し技が多くあまりいい印象をもっていなかった。
しかし昨年IWGPのチャンピョンになる前後は自分なりの技を見せ新日本の中心選手として認められる存在になったきたと思う。チャンピョンを経験し、そしてまたそれを失ってからどういう経験値をあげるかでまた次のチャンピョンになるときにはくがつくのだ。そうそう棚橋はやはり肉体美がすごい。いつもプロレスを観にいく人もジムにかよっているのでそのあたりは気になるようでもうあの鍛え方は素晴らしいですね。男があこがれます。
一方の永田選手は私と同じ年でやはり共感をもてる。常に名勝負製造機であるがここ一番で花開きそうで開かないのだが今年チャンピョンをとり、まさにさっき言っていた経験値を積んだチャンピョンとしてのこのG1の戦いであった。
プロレスは見に来ている人たちがそれぞれの選手に思い入れを抱いている。だから永田が勝って欲しいと思う人いれば棚橋勝利に歓喜する人もいる。試合が終わり帰り際に我々も他の人たちも今日の結果をそれぞれの持論で話している。観客席で大声を出している人もいれば小声で好きな選手を応援しているファンもいる。
そんな1万人近い観客が今日の酒がおいしかったりまずかったりするのだ。できれば皆がおいしい酒を飲めればいいのだがそこが面白さなのだ。棚橋の優勝を満足しない人、チャンピョンが何故勝てないのかと憤りを感じるひともいる。でもそれでいいのだ。負けたチャンピョンがここからどう威信回復するのか、G1を勝った棚橋がこれからどう新日本の本道に乗ることができるのか?
そこに我々はまた自分たちの持論をプロレスファン同士で語り合うのがまた楽しいのだ。そんな繰り返しであります。今日は両国国技館に訪れ、入り口入ったグッズ売り場もたくさん人がいてなんか熱気も少しづつ戻ってよかったなぁと思いました。でも信頼回復ってすぐにはいかないからこの状態を来年のG1にもつなげてほしいです。
さて試合後に3人で飲んで総武線にのって帰っていたのですがなっ、なっ、なな、なんと同じ車両に古き良き新日本を猪木さんと支えていたヤマハブラザーズで突貫小僧と言われた星野勘太郎さんがいたのだ。興奮した3人ですが手元にパンフレットを持っていたのですがサインしてらうにもペンがありませんでした。残念!みなさんいつどこで誰とあうかわからないのでペンは持参してください。
そこで握手だけしてもらいました。もう大興奮です!これこそブログでも書かなきゃと思いました。プライベートな場所なので写とかは遠慮しましたが一緒に写真写したかったですね。
この方が星野勘太郎さんです。
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