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受験の神様 第2回 ~頑張らないこと~ [TVドラマ]

受験の神様の第2回目を観ました。前回、 早田中学で野球をしたいので広は中学受験を始める。勇(山口達也)も協力することを約束したが現実は甘くない。そして受験の神様と言われる道子(成海璃子)を家庭教師に頼むことになる。

今回は初めて道子が家庭教師にやってきたが背筋を伸ばすことと名前を書き続けるように言う。周りの子が塾で1学期で6年生の勉強をすべて終わらせていることを聞きあせり道子に効率的に勉強を進めること、そしてたくさん勉強したいという。一方の広は取引先にラグビー部時代の後輩がいたため、徹夜で書類をまとめ日曜の取引先のラグビー部の応援にいく。

そんな土曜日に2回目の家庭教師で道子は広に大量の漢字テストを用意し、勉強させる。やり直しやり直しの連続でいつしか食事もせず徹夜で勉強していた。

ラグビーの試合で広は後輩に先輩は変わったと言われる。広は以前現役時代に後輩に「がんばりすぎない」ことを伝えていた。勇は広のためとおもってやっていたことが無理をさせていたことに気付く。

現在の格差社会の中でいかにいい大学に行き、いい会社に就職しないといけない。じゃあ少しでもはやく勉強を始めなければいけない。小さな子供にはプレッシャーがかかり、それを打ち砕く子もいるがやはりプレッシャーに押しつぶされることもある。「頑張る」という根性論は日本ぽいのだが結局誰かの期待に応えなければという重荷を背負うことになる。

我々も小さい頃何かにつけ「おまえはがんばればできるんだ」と言われていた。この言葉で時には乗り越えられたこともあったが今は何にでも頑張れと言われる。人はそんなにスーパーマンじゃないのだ。力が入りすぎるとだめな場合もあるのだ。意外と難しい言葉なのかも知れませんね。

受験を否定する気はない。でも今の社会はどんな子供を作り出したいのだろうか。自分に子供ができたとしてこの中にいれなければならないのだろうか。道子の過去がまだ明らかになっていないが笑うこともなくロボットのように生きている。きっと広と勇と出会ったことで彼女も変化していくのだろう。

デジタル人間を作り出すことよりアナログ人間をたくさん作り出すことが本当は大事なんですよね。でも背筋を伸ばすことや鉛筆の持ち方などを直す部分はアンチデジタルだ。受験戦争が作り出す悲劇を映し出すことで今の受験戦争の過剰さを軽減するものになってほしいですね。


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