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猫目小僧 ~ちょっとメタボなヒーロー~ [映画]

猫目小僧

猫目小僧

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2006/10/28
  • メディア: DVD
楳図かずお作品はやはり劇画で観る方がとてもこわい。恐怖の顔など女性であろうが子供であろうがなんて顔してんだという感じで特に彼のホラーの漫画は小さい頃怖かった思い出がある。でもカルトな人気はいまだに健在です。
 
さてこの間、「神の右手、悪魔の左手」のDVDを観て今回は「猫目小僧」を鑑賞しました。
 
まゆか(石田未来)は弟と父(田口浩正)と東北の田舎に引っ越してくる。まゆかは顔にあざがあり、弟はぜんそく気味で転校しても仲間はずれにされていた。しかしそんなまゆかの家に猫目小僧があらわれ、弟となかよくなる。そして猫目のおかげでまゆかと弟の病気は治ってしまうのだ。
 
そんな村にギョロ目の妖怪がいて彼に襲われると肉玉というものが体に出てくるという奇っ怪な事件がおきる。村のものは猫目小僧も目がギョロ目なのだ犯人と間違われてしまう。つかまった猫目を助けることをせずまゆかは逃げてしまう。猫目は逃げ出すが村中の人が肉玉におそわれ、変身してしまう。
 
はたして村はどうなるのか?猫目は村を救えるのだろうか?
 
ちょっとメタボな猫目小僧なのだが実写になるとき漫画のキャラがどうなるのかと思うのだがもうそのまんま漫画の顔と同じマスクをかぶった猫目小僧が登場する。これにはまいったなぁ。さらに肉玉が体にできる人間たちもチープです。さらに事件の真犯人役として竹中直人が出てくるのだが彼も相変わらずいろんな映画にでていますね。
 
主役の石田未来は最初から最後まで叫びます。もう叫びのプロというくらいキャーキャーいい続けています。典型的な美少女ホラー映画になっています。肉玉が女子高生の口の中にグロテスクに入っていくのは悪趣味というかなんというか。
 
ファンにとってはどうなんでしょうね。実写でやってくれて嬉しいという人もいればがっかりという人もいるのだろう。でもチープが妙に面白く意外にも続編を観たい気がする。
 
猫目って本当は強いのかとても不思議である。いろんな人の傷を治すし、肉玉相手にツバをはきかけると相手がやられてしまうう。屋根の上をピョンピョン飛び跳ねるのにはじめて村人に見つかった時は四本足で逃げるのだがこれまた遅いのだ。そして体が妙に太いのだ。俊敏に見えないのです。強いのかでも相手を倒したから強いんですけどね。
 
人と見た目が違うだけ人はその人を色眼鏡で見てしまう。そんな人の嫌な部分にアンチテーゼを投げかけているのかもしれません。そう考えると意外と楳図かずおってすげぇのかもしれませんね。
 
 
 
 
楳図かずおの名作コミックを、『恋する幼虫』『卍』などでカルト的人気を博している井口昇監督が映画化した、快作にして奇作。タイトルロールの猫目小 僧は、300年に一度しか生まれない猫又の子として誕生するものの、人間に近い姿をしていることで妖怪一族に見捨てられるという、哀しい過去を背負た孤高のヒーロー。
   ところがその悲劇の主人公・猫目小僧を、井口監督は大胆この上ない表現手段をとって映画に登場させた。「そのまんまやないけ!」とツッコミを入れたくなるほどベタなマスクをつけた猫目クンは、白昼堂々と出現し、姉弟と交流するばかりか、村人を襲う妖怪にも単身戦いを挑むのである。そのビジュアルの 開き直ったような明るさに、時に戸惑いをや苦笑を覚えるものの、決して不快ではないあたりが本作の奇妙なテイストだ。
   それにしても、ラストで石田未来演じる少女を妖怪が襲うくだりで、石田の口に異物が入って行くくだりは、井口監督が美少女スカトロAVの名匠であることを考えると、不埒なイマジネーションをかき立てられてしまう。(斉藤守彦)


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