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初恋 ~淡く切ない想い~ [映画]

初恋 プレミアム・エディション

初恋 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/11/24
  • メディア: DVD
今が旬の宮崎あおい主演の「初恋」を鑑賞。あまり彼女自体好きではないのだが映画としてはそこそこの作品を作り上げているのでこの作品も三億円事件を題材にしているというのもあって借りました。
 
物語は高校生のみすず(宮崎あおい)は1967年に家でも孤独な存在でジャズ喫茶に訪れる。そこで東大生の岸(小出恵介)たちと出会う。そして岸からある提案を受ける。三億円を強奪するという計画だった。
 
計画やルートを教え、バイクの乗り方など様々なことをみすずにたたき込む。みずすは岸に淡い心をもっており岸もどこか計画に対するみすずの気持に不安を感じる。だからこそどこかで彼女を巻き込むことにも躊躇する。
 
そして1968年12月10日雨の中、みずすは計画先にむかう。 しかし計画通りの物事はすすまない。でも運命は味方し三億円強奪に成功する。二人は逃走中、ある別荘にもぐりこみひとときを過ごす。しかし、強奪に成功したことはその先ばれないために二人は離れなければならないという現実が待ちかまえている。
 
三億円事件が主題ではない1960年~70年にかけてというのは私自身が産まれたところなのでその時代に学生生活をすごした人たちは学生運動での不満や閉塞感のある時代である。そんな青春時代の物語である。物語の最後でこのジャズ喫茶に集まったメンバーのその後がコメントされるのだがみな若くして死んでいる。そんな壮絶な中であがいていたのだ。
 
そして岸もそんな閉塞感の中で計画したことでありその後の消息もわからない。その岸に初恋をしたみすずは最初は暗い感じなのだがそれがこの喫茶店に行ったこと、岸と出会ったことが彼女を変えていく。彼のためならそして自分を変えるために三億事件に荷担する。
 
そして物語は最後に岸の住んでいた下宿先で本に書き込まれた岸の言葉を観て泣き崩れるみすずの姿は初恋の青さ、はかさなさが描かれていて一番いい場面でしたね。そして実際みすずは変われたのだろうか?なんか切なさの残る作品であり、だからこそこの物語で言われる「心の傷に時効はない」とい言葉は妙にリアルに聞こえますね。
 
 

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