達磨よ、遊ぼう! [映画]
ラッキーナンバー7 [映画]
ラッキーナンバー7 DTSコレクターズ・エディション(2枚組)
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2007/06/22
- メディア: DVD
武士の一分 ~武士も人の子、人の子でも武士の一分~ [映画]
直撃地獄拳 大逆転 ~ずっこけ三人組?~ [映画]
さて千葉真一の古い作品がWOWWOWでやっていたのをとっていたのだがやっとその一本「直撃地獄拳 大逆転」を観ました。六億する宝石ファラオの展示会でカウフマン夫人が来日する。しかし娘が誘拐される。
その奪還に依頼されたのが甲賀(千葉真一)、隼(佐藤充)そして桜(ゴウエイジ)がだった。娘は奪還したがお金は盗まれてしまう。しかし、その裏にはからくりがあった。それを知った彼らはファラオを盗まれた6億を奪還にむかう。
意外とコミカルな映画であった。この「地獄拳」はシリーズ第2弾らしく絶妙な三人の掛け合いはトリオ漫才のようだ。今では威厳のある役が多い佐藤充さんもコミカルな一面をみせている。この三人組は実は仲がよくなく意地の張り合いもあってその微妙な関係が笑いを生み出す。
でもちゃんと千葉真一の地獄拳は炸裂します。もう仮面ライダーのキックのようにビュンビュン跳び蹴りをかまします。さらに彼が首筋にモンゴリアンチョップをすると相手の目は飛び出してしまいます。さらに首をひねると一回転してしまうのです。さすが地獄拳ですねぇ。強力接着剤で桜がテーブルに手がひっついてしまうのだがとれなくなり、最後の最後まで手の形にくりぬいたテーブルの板を手につけています。細かいというかでもその固い手形の木が戦いに役立つアイテムかと思ったのですが最後まで何もおこりません。ギャグのセンス自体すべて古いのですがそれを真面目にやってるからこちらも笑ってしまいます。
香港映画好きの私は何故香港映画がいいのかというとバカバカしいことも普通に真剣に演じるそのパワーが好きなのだ。そういうパワーがこの映画には感じられますね。エネルギッシュな作品です。
とても新鮮です。お色気あり、コメディあり、アクションありで超娯楽大作としてその当時は面白かったのでしょう。でも今観ても面白いです。さらに今では重鎮のような人たちが端役で出ています。室田日出男や山城新吾などが出ており、最後の最後にはたぶんあれって嵐勘十郎が網走刑務所に服役して千葉真一が師のように仰ぐのだがこれって網走番外地に嵐勘が出ていてそのパロディなんでしょうかね。そうそう香港警察として志穂美悦子さんもアクションで出てきます。そうそう丹波哲郎さんもです。
とてもコミカルでいて面白い映画です。一度観てみては。
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猫目小僧 ~ちょっとメタボなヒーロー~ [映画]
ところがその悲劇の主人公・猫目小僧を、井口監督は大胆この上ない表現手段をとって映画に登場させた。「そのまんまやないけ!」とツッコミを入れたくなるほどベタなマスクをつけた猫目クンは、白昼堂々と出現し、姉弟と交流するばかりか、村人を襲う妖怪にも単身戦いを挑むのである。そのビジュアルの 開き直ったような明るさに、時に戸惑いをや苦笑を覚えるものの、決して不快ではないあたりが本作の奇妙なテイストだ。
それにしても、ラストで石田未来演じる少女を妖怪が襲うくだりで、石田の口に異物が入って行くくだりは、井口監督が美少女スカトロAVの名匠であることを考えると、不埒なイマジネーションをかき立てられてしまう。(斉藤守彦)
オトシモノ ~ホラー&友情物語~ [映画]
プロジェクトA ~3人の絆~ [映画]
最近ネットでジャッキ-チェンがタッキーと共演すると知った。よくみると渡辺謙とも共演するらしい。さてそんなジャッキ-の作品からプロジェクトAについて書こうと思う。
これまでのジャッキ-映画は「酔拳」「蛇拳」など主人公が家族や師匠を殺され復讐に拳法を覚えて勝つ話しだった。その前の「ドラゴンロード」でも前半はドラゴンキッカ-という羽根でピラミッドのようなものの頂上にあがるというスポーツ要素をとりいれたのだが最後はやっぱり戦うのだ。なんといっても「プロジェクトA」はジャッキ-、サモハン、ユンピョウの七少福のメンバーが揃った作品でその後安易にもアルファベットシリーズとしてかどうかスパルタンXやサイクロンZなどで三人は共演するのだ。
比較的普通の生活の中にカンフ-をとりいれた作品だった。物語でそれぞれがまったく違う立場だが必然的に皆で力をあわせるのだ。ユーモアたっぷりでなおかつアイデアカンフ-はいつみても新しい道具やシチュエーションで生まれ驚かされる。だから彼の映画で基本的には複雑骨折をおこしている人がいるかもしれないが死人は出ないのだ。ブルース・リーのシチュエーションはきんちょうがあり、生きるか死ぬかの戦いである。ここがジャッキー映画との違いである。
そして「プロジェクトA」から「プロジェクトA2」が生まれる。さらに「プロジェクトA」公開以降にもうひとつのヒットシリーズ「ポリスストーリー」も生まれた。この頃は本当に飛ぶ鳥を落とす勢いで我々高校生はジャッキーにあこがれを持つようになったのだ。
そしてジャッキー映画には必ずと言っていいほどラストに危険なスタントが行われる。この「プロジェクトA」では最後に時計台から落ちるシーンがあるのだがもうこれはとにかく痛いです。それは何方向からも同じ落ちるシーンを写し、最後は共演者たちがあわてて駆け寄るのだがそれはおなじみのNG特集で紹介されている。
もうジャッキーも年だから最近はスタントを使っているのではという疑惑ももたれているがもう彼ほど体を酷使した人はいないでしょうね。彼らが京劇学院に入って苦しい時を乗り越えてきたからこそ体をはることができたのだ。そんな呼吸もあったメンバーが揃ったらそりゃあいい映画も出来るのです。
もうここ数十年、3人が組む作品はない。できれば何かの記念でもう一度何かをとって欲しいがそれはなかなか難しいでしょうね。だからこそ「プロジェクトA」の三人は一番呼吸があっていると思うので是非観てみてください。
ユア・マイ・サンシャイン ~愛が結ばれた時~ [映画]
マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝 [映画]
そこで出会ったのはナンパ男やメイドや受験おたく、アイドルおたくなどの若者たちだった。そして山に彼らを連れて行き修行が始まる。はたして結界を守り怨霊たちを退治できるのだろうか?
もうとにかく学芸会のようなノリであります。7人の中にいる若者達は観たこともないような人たちでアイドルのような人たちが多くこんな修行で強くなるの?という感じであります。さらにこの中にはアドゴニーまでいます。
松村雄基も怨霊として出てくるのですが珍しく連獅子のような白い長髪のカツラをつけて悪役を演じていますが違和感がありました。悪ではあるのですが哀しい過去からこういうことをしているということが最後に判ります。相変わらず大映テレビの演技は健在であります。
ただ千葉真一と倉田保昭二人だけの絡みになると緊迫してまいります。二人の戦いは言うなれば馬場と猪木の戦いのようなもので手に汗握ります。千葉真一も出演シーンは多くないのですが存在感はありますね。
7人が最後に敵と戦うために五重塔に向かうのですがこの中の戦いもちゃちいものです。もっと強い相手はいないのでしょうかと思うほどです。いきなりちびっこカンフーが出てくるは五重塔なら上に向かって戦いを進めると思うのに地下にもぐっていってしまいます。
非常に緊迫感のない戦いを演じてくれています。こんな簡単に倒して良いのですかね。冒頭で一人の2m級の怨霊に100人近い三徳和尚の弟子がやられてしまうのですがショッカーなみの弱さで7人が練習もせずにあのレベルって!!
カンフー映画ではなくアイドル映画として観なければいけませんのでアクションを期待する人は観ないようにしてください。