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青いうた ~のど自慢青春編~ [映画]

青いうた ~のど自慢青春編~ スペシャル・エディション

青いうた ~のど自慢青春編~ スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD
以前、室井滋を主役に「のど自慢」という映画が井筒監督によってとられた。そしてまた今度は中学を卒業した4人の若者を題材に作られたのがこの「青いうた ~のど自慢青春編~」である。
 
舞台は青森県。達也(濱田岳:キャッチ・ア・ウェーブにも出ていました)は母と弟・良太と暮らし地元で美容師を目指す彼女の恵梨香と後輩の東京に進学した俊介は仲間であった。しかしそれぞれが人生の進む道が変わっていってしまう。
 
達也は東京に出るも仕事は続かず、だまされて母から預かったお金もうさんくさい事業に使われてしまう。彼女の恵梨香との距離もできてしまう。そして達也は見込まれてヤクザの事務所に入ってしまう。
 
良太は卒業パーティーで4人で歌うことができなかったことに悔いがあったため地元で行われるのど自慢に応募した。そして本線に残ったのだが達也はやってこなかった。達也はその時、組に頼まれた仕事を果たす所であった。
 
途中で室井滋が以前の役柄でワンシーン出てくるのだが前回の物語をつながりがあるわけではない。4人の若者が悩み、題名にもあるように青いのだ。青春ってほろ苦くもあり、疾走感もあり、夢を見て現実に悩む時期である。
 
4人がそれぞれに思い悩み離ればなれになっていくなかで成長する。しかしどこかで甘い考えを持ち、良太は東京という都会で押しつぶされそうになる。そんな兄が大好きで大好きでたまらない弟の良太がまた純粋でよい。予告編で知ったのだが達也も良太も恵梨香もみな「3年B組金八先生」出身だそうです。達也は目立つのでよく覚えているのだが、あの番組に出ていたのなら演技力は安心して観れる。
 
恵梨香のお母さん役が斉藤由貴なのだが母一人子一人でトラック運転手をしているのだが一番彼女に似合わない仕事でリアリティがないですね。でも自分が中高生くらいの時期にアイドルだった斉藤由貴や薬師丸ひろ子あたりがもうお母さん役なのは時代を感じますね。
 
歌という部分でつながりあっていた4人の高校生たちのうまくいかないけど頑張っている姿はすがすがしくなつかしい気持ちで観ることができました。青春っていいもんですね。 

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キャッチ ア ウェーブ [映画]

キャッチ ア ウェーブ

キャッチ ア ウェーブ

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
高校生三人組は湘南で夏休みを過ごそうとやってきたのだが鍵をなくしてしまい別荘に入れなかった。ひょんなことで海岸にいるちょっと変わったおやじに出会い彼の経営するサーフィンショップでバイトしながら寝泊まりすることになる。
 
なかなか最初はサーフィンを教えてもらえなかったり、恋あり、サーフィン対決ありと高校生が一夏で成長していく姿を描いている。
 
相変わらず高校生の青春もので何かを練習してうまくなっていくという話には竹中直人がちょっととぼけたコーチとして出てくるのは彼に代わるような人がいないのでしょうかね。高校生三人組はまだサーフィン習いたてなので本人たちがサーフィンをするのだが太洋と恋仲になる加藤ローザが設定上、めちゃくちゃサーフィンがうまいのだが遠くにしか見えないがいかにも代役がやっていますという感じでどうにかならないものですかね。
 
前々からやはり本人が少しは練習してワンシーンでも本人に顔が写ったような場面があり、代役がやるというのであればいいのですがそういう部分はしらけてしまいますね。加藤ローザってもともと演技うまいのかどうか今回の作品を観ているとわからなくなりますね。
 
最後の対決もほとんど素人同士の二人が大波に挑戦するのに無理があると思いますね。
 
でも下手に一夏で以上にうまくなるのでもなく淡い恋もあり等身大の少年たちの物語としてはこんなもんでしょうね。でも青春ものとしてはありきたりのテーマなので作り方ってむずかしいんだと思います。どちらかというとサーフィン主体の映画ではなく高校生の夏の生活の一部にサーフィンがあると考えればいいのかもしれません。

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ぷりてぃ・ウーマン ~生き甲斐をみつけること~ [映画]

ぷりてぃ・ウーマン

ぷりてぃ・ウーマン

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2003/10/24
  • メディア: DVD
日本を影で支えているのは女性である。そんな中でもいろんな経験をしたおばあちゃんたちはもっとパワーをもっていた。実際にある劇団をモデルにしたお話で老人のおばあちゃんたちが一生懸命旗揚げしていく姿を描いたハートフルなストーリーです。
淡路恵子、イーデス・ハンソン、風見章子、草村礼子、正司照枝、絵沢萠子、馬渕晴子が好演します。
 
物語は淡路恵子中心に市民会で何か出し物をしなければならなかったのだが何をやるでもなかった。たまたま帰ってきた孫(西田尚美)が書いた台本を観て劇をやることを提案する。どこか軽く考えていたこともあったありなかなかセリフを覚えられなかったりで不満が噴出する。
 
自分の台本をむげにされた孫は監督を辞めようとするが必死にセリフを覚えようとする姿、おばあちゃんたちが何か目標をもって活き活きしている姿をみてもう一度劇を始める。しかし主役のおばあちゃんが本番が近づく中、亡くなってしまう。こどもたちは芝居をやめさせようとするのだが一回限りの講演での「解散」ということで舞台は行われる。
 
人は何か目標を持っていけば倍の力を見せることができる。いみじくも劇中でおじいちゃんたちが女性のパワーについて語っているのだが「もし女性が戦争にいってれば結果は変わっていたかも」というように女性の方が芯は強いのかも知れない。お年寄りはもしかすることこういうことをすることで脳も活性化し、さらに長生きできるのかもしれない。おばあちゃんたちはどこか家族の中で邪魔者扱いされていたのがだんだん毎日が楽しくなっているのがわかりやすく描かれている。生き甲斐を持つことが大事なんですよね。
 
これから高齢化社会になる中で大事なキーワードなんでしょう。うちの親もまだ60代ですが何かやりたいことを何かのきっかけで見つけてくれて子供が「もうなにやってんの」とあきれるくらい何かに没頭してもらいたいですね。それが若さの秘訣なのかも知れませんね。
 
さすがに名優たちの集まりなので死と直面している現実を迎えつつも人生っていくつになっても楽しいモンよ!って感じのコミカルな部分は笑わせてくれる。最初は劇団「ともしび」として舞台にあがり最後かと思わせながらこれで命の火が復活したかのように新劇団「ほのお」を立ち上げるというオチで終わります。
 
女性パワー、おばあちゃんパワーのすごさを感じた映画でした。

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女子バレー&K-1香港大会 ~日本人の心は折れたのか~ [スポーツ]

さて今日は二本のスポーツについて書こうと思う。それは女子バレーとK-1である。両方とも好きなのでよく観ているのだがバレーは近づいたオリンピックへの前哨戦のようなもの。柳本ジャパンも若干メンバーが替わっていた。

今日はキューバ戦。日本は世界6位らしくその上にキューバがいる。北京でメダルをとるためには自分より上のチームを3チームひっくり返さねばならない。昨日までの2連勝は相手に恵まれたがここは勝負の一戦だったが結局フルセットで負けてしまう。

ワールドカップだろうがなんだろうが日本はフジの場合はジャニーズ、今回のTBSはなんと松田聖子が応援団になっているが新鮮だ。でも相変わらずショーから始まり、あれだけ100対0のホームの状況を作り、その後押しがありながらやはりもう身体能力の差はいかんともしがたい。

日本はそれにも勝る根性と拾う気持が心情である。しかしどうしても点差をつけてもここ一番で返されてしまい、意気消沈してしまう。吉原なき後、竹下や高橋が周りをまとめようとしているが彼女たちはプレーで自由奔放にさせてあげたい。外人はベテランがいるのなら吉原復帰もありではないでしょうかね。心が折れないように明日以降もがんばってほしいです。

さてK-1は今日はもう9月のグランプリ開幕戦へのアジア予選につきる。武蔵は以前は日本人で初の準優勝をしたのに去年は同じ日本人の藤本にもKOで敗れ連敗中だ。だから今年は予選からの参加だったのだが1回戦で急所うちが二度あった。それが影響して試合時間を遅らすことになる。

なんとか勝った後の準決勝でも同じくアクシデントで急所うちをくらう。武蔵のセコンドがタオルを投げたため武蔵の負けと思われたが実は相手の反則などで負けは撤回される。さらに相手は試合放棄し決勝に進出。しかしその決勝も武蔵のリタイア、相手の金も眼底骨折の疑いで準決勝で負けたもの同士の決勝で藤本が開幕戦の切符を手にいれた。

試合であるこそこのようなアクシデントはあると思うのだがもうそこまでして武蔵を持ち上げたいのかなぁ。しかしその思いに不運にも応えられない武蔵も厳しいですね。藤本が開幕戦に出ても勝てそうな気がしないし、K-1ももう日本人は消えていくのかも知れません。ここからの武蔵次第ですね。期待はしてます。

 


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達磨よ、遊ぼう! [映画]

達磨よ、遊ぼう!

達磨よ、遊ぼう!

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2006/09/08
  • メディア: DVD
前回、「達磨よ、ソウルへ行こう」を観たのですがその前の作品としてこの「達磨よ、遊ぼう!」を鑑賞しました。
 
ヤクザのジェギュ一家は敵対する組織に襲われ山奥に逃げ込む。そこには寺がありそこには修行をつむ僧侶たちがおり強引に泊めるように頼むのだが・・・。
 
まったく水と油のような関係でかたや修行に励み、かたやただなんとなく一日をすごす面々。ぶつかりあうのだがいつしかそれぞれを理解しはじめる。そしてジュギュたちは兄貴が迎えにくるのをまっていたのだが・・・・・。
 
2作目を先に観ているので僧侶たちのキャラがこういう形で出来上がっているのかと納得がいった。そして2作目で対立していた地上げ屋と戦う時も同じだが相変わらず3本勝負で戦う彼ら。いつも平等な戦いではなく自分に有利な戦いしかしないまるで子供のような争いをするのだがこれはご愛敬で。
 
物語は水と油の関係が人間という部分では分かり合うことができる。坊主がやくざのためにケンカしたり、ヤクザが寺のためにプレゼントを用意したり。でも相手を受け入れることが何かを変えることができる。たまたまジュギュ一家もこの山にこなければきっと哀しい人生を歩んでいたかも知れない。そして僧侶たちもその後、ソウルにいくことはなかっただろう。
 
単純な物語ではあるが確かにこの作品だったら次の作品を作りたくなるでしょうね。1作作るとそれ以上のという風になると話しが複雑になりますがもっとスキッとした話しで次の作品を観てみたいですね。

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受験の神様 第4回  [TVドラマ]

さて第三回では三人で勉強をすることになったのだが広を中心に授業が進められ残りの二人は腹をたてはじめた。塾までやめたのに・・・・。そして夏休みに入る。広はその結果自分ひとりだけ道子の家庭教師をしてもらうのは嫌になり一人で勉強することを決める。

そして道子が広の家庭教師にやってくるのだがそこには夏合宿の知らせを持ってきたのだ。勇は西園寺と手塚の所に行き、前回の謝罪と合宿への参加を促す。塾もやめてしまったことや合宿には道子が教えている生徒が集まることもあり三人での合宿参加が決定する。

そして3人1組で行われる合宿だが机に座っての勉強ではなく自然の中での学習であった。農業や自然、星のことなどを学習する。そして最後はキャンプで夜中に3人1組で山を下りきるという最終テストが行われる。しかし、広のグループだけ起きれずに出遅れてしまう。そして邪魔をするものも現れる。三人は強力して山を下りきることができるのか?

父の勇は前回の放送で取引先に不正で値段を安くしたことを告白する。出入り禁止になるが誠意で会社を訪れる。物語は道子のやり方にとまどいながら悪戦苦闘する親子の姿が描かれている。

だれもが受験の神様がすることは何か意味があると思いこみ信じていく。しかしそれはひとつ間違えば争いを生み出す。今回の合宿はどちらかというと周りとの争いがあるわけではない。広が一人の女の子にひとめぼれする淡い恋物語はあるのだが今回は広と三人が最初はいやいや来ていた合宿が最後に力をあわせたことで仲良くなるのだ。力を合わせ、それぞれの知恵を絞り合うこと。いい笑顔をみせてくれるのだ。

でも受験勉強はまたここから争いが始まるのだ。でも誰かを蹴落とすことだけが受験ではない。もしかすると梅沢親子は受験者の心得を知らないからこそ乗り切れていけてるのかも知れない。だから受験戦争にどっぷりつかった西園寺や手塚の母や受験する子供たちが人を非難したり、相手の失墜を喜ぶ姿はいたいたしくも感じてしまう。でもこれも受験なのだろう。

道子は一体何を考えているのか?そろそろ来週以降彼女の過去がわかるのだろうか?


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トゥィンクルレースに返り討ちにあう [スポーツ]

さて今日は会社の人たちと大井競馬場にいってきました。先月のブログでもジャパンダートダービーにいったことを書いたのですがそのリベンジのつもりでした。

前回は3人、今回は5人で行ったのですが4レースだから4×5人で全20点勝負なので晩飯くらい稼げるかと思ったら最終で二人が枠連、馬複であたったのみでした。これだけ勝てないとへこみますね。でもそこが負け続けている男たち、また懲りずに9月に勝負にいきます。

今日は特に大きいレースがあった訳ではないが9レースの三歳牝馬戦にナリタトップロードの子どものナックトップロードが一番人気で出走!これはトップロードの子とあれば買わなきゃいけない。馬単でかうも追い込みきかず5着に終わりました。今回4レースの中で唯一全員がこの馬から勝っていて珍しく全員が喜べるかと思ったのに。前回もそうでしたが前の日の雨の影響もあり後からは届かないようです。なかなか3歳牝馬のレースはまだ若いから気分次第なんですよね。

前回いった時にもつ煮(串にさしたものですが)の紅白を食べたのですが牛すじは前回は売り切れでした。今回のメインのひとつはこのもつ煮&牛すじでした。今回は到着後すぐに購入したのですがやはり牛すじは人気で紅白のもつはひとりで何本も買っていいのですがすじは一人一本と限定されているのです。

やはり待ちに待っただけおいしかったです。さらにこの三種類を食べてもたったの480円!安いです。ビール片手にレース前に満足してしまいます。そして帰りに品川駅の構内の立ち食いそばは380円で卵入りでトッピング入れ放題なので1000円使わずにはらいっぱいになるのです。だから負けてもお腹は満たせます。

とにかく前回もとったのは三連複で1000円を切るものしかとれていないので東京MAXTVでトゥィンクルレースを観て研究して今度こそリベンジです。いやぁ昨日は蒸し暑く久々にシャワーがここちよかったです。

 

 

是非今度は東京MAXTVで大井のレースを研究していこうと思います。


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ラッキーナンバー7  [映画]

ラッキーナンバー7 DTSコレクターズ・エディション(2枚組)

ラッキーナンバー7 DTSコレクターズ・エディション(2枚組)

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/06/22
  • メディア: DVD
たしかこの作品が公開された頃、すげぇメンバー揃った映画やなぁと思った記憶がある。B・ウィリス、J・ハートネット、M・フリーマン、B・キングスレー、ルーシー・リュー、スタンリー・トゥリッチとそうそうたるメンバーが揃ったのがこの「ラッキーナンバー7」。
 
物語はあまり書くとあっと驚く内容がばれてしまうのでさわりだけを。
 
スレヴン(J・ハートネット)は悪運続きでさらにやってきたニックの部屋である男に拉致される。そのボス(M・フリーマン)から対立するボス(B・キングスレー)の息子を殺すように頼まれる。何がなんだかわからないスレヴンだが彼には借金があり仕事を断ることができなかった。そしてこの事件には殺し屋グッドキャット(B・ウィリス)が絡んでいるのだった。
 
非常に最後にむけて「あっそう」と思わせる展開に。(なんとなくは読めるのだけれどね)「オーシャンズ」シリーズのように大物俳優がたくさん出過ぎて消化不良を起こすか心配されたがまったくそんなことはありません。一体誰がだまされているのかわからずB・ウィリスが謎なんですね、殺し屋ってことはわかるけど。
 
タイトルにある通り「数字」にキーワードがあります。
 
でもストーリー上、最初から最後まで人が死にすぎですね。そういう部分はあまり好きになれないですね。稼業が稼業だから殺したら殺し返されるという世界ではあるが結構悲惨に殺されていくのです。ただ殺し屋にも人の心があるという部分が描かれているのが唯一の救いではあるが。
 
復讐合戦のような物語はどうも後味が悪くあります。

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武士の一分 ~武士も人の子、人の子でも武士の一分~ [映画]

武士の一分

武士の一分

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: DVD
山田洋次監督で木村拓哉主演で撮られた「武士の一分」を鑑賞。
 
下級武士の三村新之丞(木村拓哉)は妻の加代(壇れい)と使用人の徳平(笹野高史)とつつましく暮らしていた。常日頃、武士としてより子供などを相手にして争いなど無縁の男であった。そんな彼の仕事は毒味として藩主の食事を数人で食し、何かないようにしていた。
 
そんなある日、食した貝にあたった新之丞は3日間意識なく妻の看病のもとで無事に目覚めた。しかし、悲劇は続き、新之丞は目が見えなくなる。途方に暮れる新之丞、死をも覚悟するが妻の説得もあり盲目のまま生活する。
 
そんな時、加代が昔から顔見知りの島崎藤弥(板東三津五郎)が取りはからってくれたおかげで新之丞は武士として使えなくても家禄をそのままにしてもらうことができた。そしてある噂で加代が盲目の新之丞をおいて誰かとあっているという。新之丞は徳平を使い後をつけさせると加代は藤弥とあっていた。
 
しかし、藤弥は権力を使い、本当は新之丞のために何か取りはからったわけではなく、弱みにつけこみ加代をてごめにしたのだ。新之丞は加代のために藤弥に果たし合いをすることを決める。
 
木村拓哉が主役というテレビ・映画はあまり観たことがないのだがどこか前半はスマスマのコントかなと思わせる雰囲気なのだが盲目になり最後の果たし合いまではなかなか見応えは感じた。これはひとえに妻役の壇れいや徳平役の笹野高史の脇を固める存在も大きい。確か笹野さんってこれで「日本アカデミー賞」の助演男優賞とりましたよね。わかる気がしますね。
 
「たそがれ清兵衛」や「隠し剣 鬼の爪」など藤沢周平作品は下級武士でいわゆるよくある勧善懲悪の時代劇とは違い、等身大の主役がそのわずかな武士として人間としてのプライドをかける。人が人を斬ることはそう簡単ではない。特に新之丞のキャラは争いを好まない。
 
そんな彼が盲目になったことで不安から自分を恥じたり、彼と結婚することが夢であった加代まで疑ってしまう。徳兵にもつらくあたるのだが事の真相を知り、プライドを捨て、勝負に挑む。
 
「花よりもなほ」などを含め今こういうタイプの等身大時代劇が脚光を浴びている。武士であっても人の子である。でもその人の子であっても武士としての一分をもっているのだ。キムタクは何をやってもそつなくこなしますがなんかちょっと情けない役というのが不似合いではありますね。

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直撃地獄拳 大逆転 ~ずっこけ三人組?~ [映画]

さて千葉真一の古い作品がWOWWOWでやっていたのをとっていたのだがやっとその一本「直撃地獄拳 大逆転」を観ました。六億する宝石ファラオの展示会でカウフマン夫人が来日する。しかし娘が誘拐される。

その奪還に依頼されたのが甲賀(千葉真一)、隼(佐藤充)そして桜(ゴウエイジ)がだった。娘は奪還したがお金は盗まれてしまう。しかし、その裏にはからくりがあった。それを知った彼らはファラオを盗まれた6億を奪還にむかう。

意外とコミカルな映画であった。この「地獄拳」はシリーズ第2弾らしく絶妙な三人の掛け合いはトリオ漫才のようだ。今では威厳のある役が多い佐藤充さんもコミカルな一面をみせている。この三人組は実は仲がよくなく意地の張り合いもあってその微妙な関係が笑いを生み出す。

でもちゃんと千葉真一の地獄拳は炸裂します。もう仮面ライダーのキックのようにビュンビュン跳び蹴りをかまします。さらに彼が首筋にモンゴリアンチョップをすると相手の目は飛び出してしまいます。さらに首をひねると一回転してしまうのです。さすが地獄拳ですねぇ。強力接着剤で桜がテーブルに手がひっついてしまうのだがとれなくなり、最後の最後まで手の形にくりぬいたテーブルの板を手につけています。細かいというかでもその固い手形の木が戦いに役立つアイテムかと思ったのですが最後まで何もおこりません。ギャグのセンス自体すべて古いのですがそれを真面目にやってるからこちらも笑ってしまいます。

香港映画好きの私は何故香港映画がいいのかというとバカバカしいことも普通に真剣に演じるそのパワーが好きなのだ。そういうパワーがこの映画には感じられますね。エネルギッシュな作品です。

とても新鮮です。お色気あり、コメディあり、アクションありで超娯楽大作としてその当時は面白かったのでしょう。でも今観ても面白いです。さらに今では重鎮のような人たちが端役で出ています。室田日出男や山城新吾などが出ており、最後の最後にはたぶんあれって嵐勘十郎が網走刑務所に服役して千葉真一が師のように仰ぐのだがこれって網走番外地に嵐勘が出ていてそのパロディなんでしょうかね。そうそう香港警察として志穂美悦子さんもアクションで出てきます。そうそう丹波哲郎さんもです。

とてもコミカルでいて面白い映画です。一度観てみては。

 



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