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カール・ゴッチ逝去 ~日本のプロレスの礎~ [スポーツ]

カール・ゴッチ氏が亡くなり、師と仰いでいた無我の藤波辰彌や西村修が沈痛な面持ちだったようだ。私自身は彼が現役の頃の試合をそんな観たことないしどちらかというと新日本系の選手がゴッチのもとに訪れてコーチ役としてのイメージが強い。

 

そんな彼の存在は世界のプロレスを作り上げカール・ゴッチとルー・テーズという二本の道筋を作り出した。それは現代でいう馬場と猪木のように誰の師事を仰ぐかでプロレススタイルが変わってくる。

 

ひとつの道しかなければ間違いにも気づかないし、成長を止めてしまう恐れがある。対極にもう一本道があればいろんな事に気づき切磋琢磨し互いに成長する。馬場と猪木はまさしくそうである。

 

実際の二人が戦ったことがあるのか?どういう団体で活躍したのかは知らない。でも二人がいなければはたして今の猪木、馬場がいたのだろうか?そしてUWFという団体はできあがり総合へと傾倒していったのだろうか?

 

新日本プロレスを飛び出した前田日明や高田延彦、そして佐山サトル(初代タイガーマスク)がUWFという団体を作り上げた。シュートという言葉もはやり、蹴りや関節技で相手を倒すスタイルはプロレスのいらない部分を全部そぎ落とした格闘技となり大ブームをまきおこした。

 

そんな彼らもゴッチのもとを訪れていた。それくらいプロレスから現在の格闘技もゴッチの存在を否定することはできない。たらればの世界だがもしゴッチとテーズがいなければ自分もこれほどプロレスが好きになったかどうか定かでないくらいである。

 

それくらいゴッチの死は日本プロレスに大きな影響を与えたに違いない橋本真也が亡くなった時ほどのショックはないがやはり日本のプロレスの礎を作った人がいなくなるということは残念なことです。まだ厳しいプロレス界に危機感を与えるいい機会と考えて欲しい。

 

今はどの世界も職人と言われる人が少ない。ゴッチのように周りに迎合するわけではなく自分の世界を持ち崩さなかった人物はそうはいない。だから今その遺伝子を持っている選手がこの世界を動かさなねばならない。ますはご冥福をお祈りします。

 


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受験の神様 第3回 ~受験も社会の縮図?~ [TVドラマ]

いよいよ「受験の神様」が三回目を迎えた。今回は広の家庭教師が受験の神様に教えてもらっていることが梅沢家の周りに影響を与える。上司も息子を広の家に連れて行き道子に家庭教師を頼む。

さらに広のクラスメイトで勇(山口達也)の同級生の西園寺と手塚も受験の神様を紹介してほしいという。

道子は広にクラスメイトから中学受験をする生徒を家に連れてくるようにし、それが西園寺と手塚の子供達だった。二組とも期待して塾までやめて広の家にやってくるのだが道子は受験のために二人を利用し、一人遅れている広のペースに合わせて勉強を行う。すでに塾で習ったことをしている授業に西園寺と手塚の親子は不安を感じる。

そして道子は二人を利用していることを伝える。そしてそれは勇も了解していることを伝える。西園寺と手塚はあきれて梅沢家を出て行く。そして友達を大事にしろといつも言っていた父が裏切ったと思ってしまう。はたして受験勉強はどうなっていくのか!

現在の世の中は不平等の中で動いている。人が人を利用している世の中。人はそのためには藁にもすがる気持だ。結局、勇は自分が変わっているというか普通の人と代わらないことを知る。そして自分が一番想っている息子にまで愛想をつかされる。

それは受験という歪んだ社会だけではなく実際の社会でも同じ事が行われている。はたして道子は三人で勉強させることで彼らに何かを伝えようとしたのか?ただの意地悪だったのか?受験のためならなんでもありというのか。

今までは道子が梅沢親子にあって変わっていくことがテーマかと思ったが逆なのかなぁ。じゃあ梅沢親子が周りを利用してまで受験を乗り切るとも考えられない。今まで道子が広にさせてきた勉強は功を奏している。だからそこにはきっと何か梅沢親子を試す何かがあるに違いない。

我々が働いていく社会の中へのヒントがありそうで来週も楽しみだ。


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再会 ~埼玉テレビは宝の山かも?~ [TVドラマ]

こないだJcomから電波の調査があり我が家で何か確認をしていたのだがその時に地上波で今までみていなかった埼玉テレビが観れるようになった。最初は取り立てて何ってことはなかったのだが・・・・・・。

なかなか埼玉テレビってじゃあ何やってるかと考えても西武戦や埼玉関係の放送しか思いつかなかった。そしてテレビ欄を観るとなんと俵太の名前が!関西では超有名でうちの大学の先輩である越前屋俵太。関西の深夜番組で独自の空気をもっている。あとは「探偵ナイトスクープ」でも彼らしい依頼の調査は面白かった。そんな彼の「達者でござる」は俵太が見廻奉行の恰好で町や村を歩いて土地の人と触れ合うのだ。さらに制作は福井テレビとしぶい!

 

しかし今回この記事のためにネットで越前屋俵太をしらべると芸能界を引退とのこと!じゃあこれって再放送!?でもなかなか味があり俵太が昔の恰好で特に番組だといわなければじいちゃんばあちゃんは本当のそういう時代の人と話すかのように抵抗なく話してくれる。さらに体を張った演技はいつみても裏切られることはないです。というより関西に合う笑いなんでしょうね。

本当に俵太さんが引退したのなら残念で仕方ありません。ゴールデンは無理でもCSなどで大活躍できるはずなんですけどね。

さらにこないだ私のブログで書いた「水曜どうでしょう」まで埼玉テレビではやっていたのだ!

おそるべし埼玉テレビ。「小林製薬の糸ようじ~」である。あなどれん埼玉テレビ!なんか外国にいって日本人に会ったような「まさか!」感を感じた埼玉テレビです。これによりまた私のテレビを観る時間が増える。きっとこれ以外にもこんなものやってるんやあと感動を与えてください。


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猫目小僧 ~ちょっとメタボなヒーロー~ [映画]

猫目小僧

猫目小僧

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2006/10/28
  • メディア: DVD
楳図かずお作品はやはり劇画で観る方がとてもこわい。恐怖の顔など女性であろうが子供であろうがなんて顔してんだという感じで特に彼のホラーの漫画は小さい頃怖かった思い出がある。でもカルトな人気はいまだに健在です。
 
さてこの間、「神の右手、悪魔の左手」のDVDを観て今回は「猫目小僧」を鑑賞しました。
 
まゆか(石田未来)は弟と父(田口浩正)と東北の田舎に引っ越してくる。まゆかは顔にあざがあり、弟はぜんそく気味で転校しても仲間はずれにされていた。しかしそんなまゆかの家に猫目小僧があらわれ、弟となかよくなる。そして猫目のおかげでまゆかと弟の病気は治ってしまうのだ。
 
そんな村にギョロ目の妖怪がいて彼に襲われると肉玉というものが体に出てくるという奇っ怪な事件がおきる。村のものは猫目小僧も目がギョロ目なのだ犯人と間違われてしまう。つかまった猫目を助けることをせずまゆかは逃げてしまう。猫目は逃げ出すが村中の人が肉玉におそわれ、変身してしまう。
 
はたして村はどうなるのか?猫目は村を救えるのだろうか?
 
ちょっとメタボな猫目小僧なのだが実写になるとき漫画のキャラがどうなるのかと思うのだがもうそのまんま漫画の顔と同じマスクをかぶった猫目小僧が登場する。これにはまいったなぁ。さらに肉玉が体にできる人間たちもチープです。さらに事件の真犯人役として竹中直人が出てくるのだが彼も相変わらずいろんな映画にでていますね。
 
主役の石田未来は最初から最後まで叫びます。もう叫びのプロというくらいキャーキャーいい続けています。典型的な美少女ホラー映画になっています。肉玉が女子高生の口の中にグロテスクに入っていくのは悪趣味というかなんというか。
 
ファンにとってはどうなんでしょうね。実写でやってくれて嬉しいという人もいればがっかりという人もいるのだろう。でもチープが妙に面白く意外にも続編を観たい気がする。
 
猫目って本当は強いのかとても不思議である。いろんな人の傷を治すし、肉玉相手にツバをはきかけると相手がやられてしまうう。屋根の上をピョンピョン飛び跳ねるのにはじめて村人に見つかった時は四本足で逃げるのだがこれまた遅いのだ。そして体が妙に太いのだ。俊敏に見えないのです。強いのかでも相手を倒したから強いんですけどね。
 
人と見た目が違うだけ人はその人を色眼鏡で見てしまう。そんな人の嫌な部分にアンチテーゼを投げかけているのかもしれません。そう考えると意外と楳図かずおってすげぇのかもしれませんね。
 
 
 
 
楳図かずおの名作コミックを、『恋する幼虫』『卍』などでカルト的人気を博している井口昇監督が映画化した、快作にして奇作。タイトルロールの猫目小 僧は、300年に一度しか生まれない猫又の子として誕生するものの、人間に近い姿をしていることで妖怪一族に見捨てられるという、哀しい過去を背負た孤高のヒーロー。
   ところがその悲劇の主人公・猫目小僧を、井口監督は大胆この上ない表現手段をとって映画に登場させた。「そのまんまやないけ!」とツッコミを入れたくなるほどベタなマスクをつけた猫目クンは、白昼堂々と出現し、姉弟と交流するばかりか、村人を襲う妖怪にも単身戦いを挑むのである。そのビジュアルの 開き直ったような明るさに、時に戸惑いをや苦笑を覚えるものの、決して不快ではないあたりが本作の奇妙なテイストだ。
   それにしても、ラストで石田未来演じる少女を妖怪が襲うくだりで、石田の口に異物が入って行くくだりは、井口監督が美少女スカトロAVの名匠であることを考えると、不埒なイマジネーションをかき立てられてしまう。(斉藤守彦)


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オトシモノ ~ホラー&友情物語~ [映画]

オトシモノ

オトシモノ

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2007/02/23
  • メディア: DVD
駅のホームに定期が落ちている。そりゃあ誰でも拾うわな。そしてそれを届けるであろう。こんな私も一度落としたことがあって拾ってもらいありがたかった思い出があります。
 
しかしここで拾った定期を届けるとその人まで消えてしまう。奈々(沢尻エリカ)の妹は先に定期を拾い行方不明になった友達をホームで見かけ彼のあとを追う。そのことを奈々の携帯にメッセージを残し消えてしまった。
 
一方で香苗(若槻千夏)は彼氏からブレスレットをもらうが実はそれは電車で拾ったものだった。そのブレスレットははずずことができなくなりさらに彼は駅のホームに落ち、「八重子に気をつけろ」の言葉を残し死んでいった。
 
電車の運転手久我(小栗旬)も運転中のトンネルで幽霊を見たのだが仕事を外される。そして彼は先輩(板尾創路)から事件を知らされることになる。
 
妹を見つけたい奈々、彼を守れなかった思いを持つ香苗、奈々に頼まれ久我も参加し、トンネルで死んだ八重子を捜しにいく。そしてそこにはただ八重子の怨念だけでおきた事件でないことがわかる。はたして真相は?奈々は妹を救えるのか?
 
正当派ホラーである。沢尻、若槻の二人のアイドルが事件の真相を追う。現代の高校生の実態をあらわすかのように優等生奈々と落ちこぼれ香苗は正反対だったが香苗の彼が死に状況は一変する。自分が友達と思っていた仲間が香苗が殺したと思い仲間から外れ友達がいなくなる。そして事件の真相を追う中で奈々と香苗が心を交わらせるのだ。
 
さらにオトシモノの犠牲者の母として杉本彩が登場するのだが悪霊に乗り移られた息子に目をかきむしられ右目がないのだ。インパクト十分の表情です。しかしそんな彼女も事件の真相を追うのだが彼女には驚愕の事実が隠されていたのだ。
 
そんなにこわいというのはなかったが我々の日常に近い所に幽霊がでるのでリアルな怖さがあります。夜の電車のホームだったり暗いトンネル、さらに夜中のエレベーターなどはよくいたら怖いなぁ。最初は呪怨の白塗りの男の子かと思いましたが彼には勝てませんね。
 
一番こわいと思ったのは最後に屍に追われる主人公たちが電車で逃げるのだが線路を追いかけてくる屍から逃げるのだがもう踏みつぶしている音が妙にえぐかったですね。(まあ相手は死んでるんですけどね)
 
最後は女の子二人の友情物語に終わります。どうしてもホラー映画だから最後までヒロインが生き残るけど最後に最後で大ドンデンかと気を張っていたのですがすんなりと終わってしまいます。でも最後に写されるレールが大きくひいた映像を見るとこれだけ大きな東京の線路にはもっといろんな霊がいるんではと冷静に感じてしまいました。
 
夜の電車であまり外を見ない方がいいかも・・・・・。

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プロジェクトA ~3人の絆~ [映画]

最近ネットでジャッキ-チェンがタッキーと共演すると知った。よくみると渡辺謙とも共演するらしい。さてそんなジャッキ-の作品からプロジェクトAについて書こうと思う。

これまでのジャッキ-映画は「酔拳」「蛇拳」など主人公が家族や師匠を殺され復讐に拳法を覚えて勝つ話しだった。その前の「ドラゴンロード」でも前半はドラゴンキッカ-という羽根でピラミッドのようなものの頂上にあがるというスポーツ要素をとりいれたのだが最後はやっぱり戦うのだ。なんといっても「プロジェクトA」はジャッキ-、サモハン、ユンピョウの七少福のメンバーが揃った作品でその後安易にもアルファベットシリーズとしてかどうかスパルタンXやサイクロンZなどで三人は共演するのだ。

ドラゴンロード

ドラゴンロード

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 1999/03/25
  • メディア: DVD

比較的普通の生活の中にカンフ-をとりいれた作品だった。物語でそれぞれがまったく違う立場だが必然的に皆で力をあわせるのだ。ユーモアたっぷりでなおかつアイデアカンフ-はいつみても新しい道具やシチュエーションで生まれ驚かされる。だから彼の映画で基本的には複雑骨折をおこしている人がいるかもしれないが死人は出ないのだ。ブルース・リーのシチュエーションはきんちょうがあり、生きるか死ぬかの戦いである。ここがジャッキー映画との違いである。

そして「プロジェクトA」から「プロジェクトA2」が生まれる。さらに「プロジェクトA」公開以降にもうひとつのヒットシリーズ「ポリスストーリー」も生まれた。この頃は本当に飛ぶ鳥を落とす勢いで我々高校生はジャッキーにあこがれを持つようになったのだ。

そしてジャッキー映画には必ずと言っていいほどラストに危険なスタントが行われる。この「プロジェクトA」では最後に時計台から落ちるシーンがあるのだがもうこれはとにかく痛いです。それは何方向からも同じ落ちるシーンを写し、最後は共演者たちがあわてて駆け寄るのだがそれはおなじみのNG特集で紹介されている。

もうジャッキーも年だから最近はスタントを使っているのではという疑惑ももたれているがもう彼ほど体を酷使した人はいないでしょうね。彼らが京劇学院に入って苦しい時を乗り越えてきたからこそ体をはることができたのだ。そんな呼吸もあったメンバーが揃ったらそりゃあいい映画も出来るのです。

もうここ数十年、3人が組む作品はない。できれば何かの記念でもう一度何かをとって欲しいがそれはなかなか難しいでしょうね。だからこそ「プロジェクトA」の三人は一番呼吸があっていると思うので是非観てみてください。

プロジェクトA デジタル・リマスター版

プロジェクトA デジタル・リマスター版

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2005/03/25
  • メディア: DVD


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ユア・マイ・サンシャイン ~愛が結ばれた時~ [映画]

ユア・マイ・サンシャイン

ユア・マイ・サンシャイン

  • 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
  • 発売日: 2007/04/18
  • メディア: DVD
これは韓国映画を問わず多くの恋愛物で障害を乗り越えるものがある。「私の頭の中の消しゴム」のように難病もの、身分差を乗り越える恋愛など様々な種類があります。最初この「ユア・マイ・サンシャイン」ってまた女性が難病かと思ったのですがそうではありませんでした。(HIVにはかかっているのですが本題はもうひとつあるのです) 
 
ソクチュン(ファン・ジョンミン)は純朴で牧場を経営しているがなかなかその性格が婚期を遅らせていた。そしてある日であったウナ(チョン・ドヨン)と出会い一目惚れする。しかしそんな彼女には暗い過去があったのだ。
 
しかしソクチュンの想いの強さと過去を忘れたいことから少しづつながら最初はただのおじさんと思っていたソクチュンを好きになるのだ。しかし幸せとはそんな簡単に続かなかった。実はウナは既婚者だったが夫から逃げてきたのだ。ソクチュンの想いに応えられないと感じたウナはソクチュンのもとを出て行くのだ。
 
しかし彼女が働いている売春宿がガサ入れにあって逮捕される。さらにHIVにかかっていることを知る。そんな彼女でも愛していたソクチュンは毎日面会にいくが拒否されてしまう。ソクチュンは村で笑い者、厄介者とされてしまう。それでも愛を貫こうとするソクチュン。彼はウナに「一生何があっても側にいる」と約束していたからだ。
 
どんな過去があろうと愛を貫こうとする男。そんな男の愛に寄り添いたいと想いながらも彼のためにもその愛に背を向けようとする女。しかし物語は最後にソクチュンが事故にあう。彼の傷つけないために冷たい態度をとっていたのだが彼の異変に気付く。それでも彼女を愛そうとする彼の思いをうけとったウナ。
 
またソクチュンのお母さんが味があります。息子を心配するも息子の情けない姿に腹をたてる。でも彼の好きなウナの事を心のどこかで心配する母。韓国映画は結構父や母の存在というのが大きな役割をもっている。どんな物語でも家族を描く所が韓国のいい所だと感じました。
 
これが実話を基にしているとのこと。愛は障害があるほど燃えることもある。これはどちらというと誰かが切り裂く愛というのではない。ソクチュンもウナも心はまっすぐだ。ソクチュンは愛する人をみつけた。ウナは人生の再生が彼とならできると思った。
 
タイトル通り、ソクチュンにはウナはまぶしい太陽のような存在である。最後に二人が迎える結末は幸せへはたして向かうのだろうか。それはこれらの彼ら次第なのだ。でも二人はやっと結ばれてきっとこれからを乗り越えられるのだろう。
 
とてもせつなくあり、でも暖かい気持になる映画でした。

 

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マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝 [映画]

マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝

マスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD
最近、千葉真一さんが引退するという話しを聞いた。ソニーチバとしても世界で名を馳せた男がスクリーンから消えるのは惜しい。そんな中、WOWWOWで千葉真一特集をしておりその中でも去年作られた「マスター・オブ・サンダー」を鑑賞。正直このタイトルから言って香港映画と思っていたのですが日本映画だったのですね。
そして我々の中では香港で有名な日本人と言えばもうひとり倉田保昭さんである。そんな二人が共演しているのがこの作品。
物語は桔梗院の三徳和尚(倉田保昭)と蓮華院の源流和尚(千葉真一)は怨霊の封印を守っていた。12年に一度結界を破るチャンスを守るために日夜鍛錬している。
そして封印が解かれ三徳和尚の弟子達がやられてしまう。生き残ったあゆみは三徳から7人の男たちで怨霊と戦っていたことを知り、その弟子や子孫たちを探し、結界を守ろうとし、山を下り探しに出かける。

そこで出会ったのはナンパ男やメイドや受験おたく、アイドルおたくなどの若者たちだった。そして山に彼らを連れて行き修行が始まる。はたして結界を守り怨霊たちを退治できるのだろうか?

もうとにかく学芸会のようなノリであります。7人の中にいる若者達は観たこともないような人たちでアイドルのような人たちが多くこんな修行で強くなるの?という感じであります。さらにこの中にはアドゴニーまでいます。

松村雄基も怨霊として出てくるのですが珍しく連獅子のような白い長髪のカツラをつけて悪役を演じていますが違和感がありました。悪ではあるのですが哀しい過去からこういうことをしているということが最後に判ります。相変わらず大映テレビの演技は健在であります。

ただ千葉真一と倉田保昭二人だけの絡みになると緊迫してまいります。二人の戦いは言うなれば馬場と猪木の戦いのようなもので手に汗握ります。千葉真一も出演シーンは多くないのですが存在感はありますね。

7人が最後に敵と戦うために五重塔に向かうのですがこの中の戦いもちゃちいものです。もっと強い相手はいないのでしょうかと思うほどです。いきなりちびっこカンフーが出てくるは五重塔なら上に向かって戦いを進めると思うのに地下にもぐっていってしまいます。

非常に緊迫感のない戦いを演じてくれています。こんな簡単に倒して良いのですかね。冒頭で一人の2m級の怨霊に100人近い三徳和尚の弟子がやられてしまうのですがショッカーなみの弱さで7人が練習もせずにあのレベルって!!

カンフー映画ではなくアイドル映画として観なければいけませんのでアクションを期待する人は観ないようにしてください。




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受験の神様 第2回 ~頑張らないこと~ [TVドラマ]

受験の神様の第2回目を観ました。前回、 早田中学で野球をしたいので広は中学受験を始める。勇(山口達也)も協力することを約束したが現実は甘くない。そして受験の神様と言われる道子(成海璃子)を家庭教師に頼むことになる。

今回は初めて道子が家庭教師にやってきたが背筋を伸ばすことと名前を書き続けるように言う。周りの子が塾で1学期で6年生の勉強をすべて終わらせていることを聞きあせり道子に効率的に勉強を進めること、そしてたくさん勉強したいという。一方の広は取引先にラグビー部時代の後輩がいたため、徹夜で書類をまとめ日曜の取引先のラグビー部の応援にいく。

そんな土曜日に2回目の家庭教師で道子は広に大量の漢字テストを用意し、勉強させる。やり直しやり直しの連続でいつしか食事もせず徹夜で勉強していた。

ラグビーの試合で広は後輩に先輩は変わったと言われる。広は以前現役時代に後輩に「がんばりすぎない」ことを伝えていた。勇は広のためとおもってやっていたことが無理をさせていたことに気付く。

現在の格差社会の中でいかにいい大学に行き、いい会社に就職しないといけない。じゃあ少しでもはやく勉強を始めなければいけない。小さな子供にはプレッシャーがかかり、それを打ち砕く子もいるがやはりプレッシャーに押しつぶされることもある。「頑張る」という根性論は日本ぽいのだが結局誰かの期待に応えなければという重荷を背負うことになる。

我々も小さい頃何かにつけ「おまえはがんばればできるんだ」と言われていた。この言葉で時には乗り越えられたこともあったが今は何にでも頑張れと言われる。人はそんなにスーパーマンじゃないのだ。力が入りすぎるとだめな場合もあるのだ。意外と難しい言葉なのかも知れませんね。

受験を否定する気はない。でも今の社会はどんな子供を作り出したいのだろうか。自分に子供ができたとしてこの中にいれなければならないのだろうか。道子の過去がまだ明らかになっていないが笑うこともなくロボットのように生きている。きっと広と勇と出会ったことで彼女も変化していくのだろう。

デジタル人間を作り出すことよりアナログ人間をたくさん作り出すことが本当は大事なんですよね。でも背筋を伸ばすことや鉛筆の持ち方などを直す部分はアンチデジタルだ。受験戦争が作り出す悲劇を映し出すことで今の受験戦争の過剰さを軽減するものになってほしいですね。


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AFC 準々決勝 日本勝利 ~アジアの守護神~ [スポーツ]

注目のAFC準々決勝日本VSオーストラリア戦が行われ日本がPKでなんとか辛勝した。約1年前にジーコジャパンがワールドカップでオーストラリアに敗れたことを思い出す。ジーコジャパンの時はよく見ていたのだがオシムジャパンをしっかりと観るのは今日がはじめてだった。

試合は後半に動き出し先にオーストラリアが1点を先制しすぐに高原が取り返しその後は両者ともなかなか点数をとれなかった。さらにオーストラリアはレッドで一人少ない状態だった。しかし日本は昔に比べあきらめなくなり、最後までくらいつきPKを迎える。

前回のAFCで川口がスーパーセーブをみせていたため今回も期待が高く最初の二本を川口が止めたことで有利になり準決勝に進むことができた。川口選手は奇妙なことにJリーグの試合では結構点数をとられている。しかし国際試合それもPKになるとスーパーセーブを連発する。

彼はここ一番の集中力をもっているのだろう。こういう選手がいることはやはり大きい。今回初めて知ったのだがオシム監督ってPK戦はピッチでは見ないそうです。ロッカールームで心配そうに大きな体を縮めながら見ている姿はほほえましい。そしておどけたように肩をすくめ勝利した選手を迎え入れていた。

しかしこれからもっと過酷になる。川口が好セーブするまでに勝たないといけないのだ。以前に比べ、FWを含めシュートを撃つようになったのだがやはりここ一番で点をとりにいけない。まだ安心して見ることはできない。オシムの戦い方が浸透するまでにまだ時間はかかると思う。

しかし中村や高原という選手の存在も大きいが中沢や川口のように守るベテラン選手がいることも今の日本を支えている。それが水曜日に行われる準決勝で両方が機能し3連覇を目指してほしいと思います。まずはオーストラリアを含め日本の選手もしっかり体を休めてほしいですね。おめでとうございます。


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